2021.09.02
Designer Interview
PAISIE ペイジー
2010年にロンドンを拠点にスタートしたブランド。
デザインやクオリティにこだわりながらも
値頃感のあるコレクションを展開。
PAISIEのアイテムを着るだけで
お洒落なコーディネートが完成され、
ワードローブのキーアイテムになるような
ものづくりをしています。
デザイナーになったきっかけを教えてください。
Kate:
ファッションデザイナーになることは、子供の頃からの夢でした。10代の頃は日本のファッションに夢中で、日本のファッション誌をよく買っていました。13歳の誕生日プレゼントに父にミシンを買ってもらい、雑誌と同じ様なドレスを初めて作ったのを覚えています。デザイナーの夢をかなえる為、大学でファッションを学び、そこでビジネスパートナーであるVickyと出会い、PAISIEを立ち上げる事になりました。
Vicky:
10代の頃からファッションに関心があり、海外でファッションを学ぶ事を望んでいました。イギリスに来て、多彩な文化に魅了され、最新のトレンドやショーウィンドウをよく歩いて見たものです。大学でファッションマーケティングとパターンを学び、いくつかのブランドでインターンを経験しました。良いデザインのものを手頃な値段で提供し、デザインを通じて私達を表現していくことを常に目標としています。
デザインをするにあたって、心掛けていらっしゃることは?
自分達が着たいと思える服をデザインしています。流行りに左右されず、多様かつクラシックで、ワードローブに加えたいアイテムを作ることを考えています。皆さんにPAISIEの服を心地よく、また頑張らずにスタイリッシュに着て頂けることが重要だと考えています。
21AWのデザインや生地選びのポイントを教えてください。
今季は、Cover workwear、cocktail、everyday casualの3つのコレクションから成り立っており、様々なお客様のニーズにかなうよう、一日の変化に順応できるデザインをコンセプトとしています。
21AWのコレクションのテーマやインスピレーションの元となったものはありますか?
Workwearコレクションはアメリカの都市で見られる多様性にインスピレーションを受けたものを提供しています。Cityscapesは仕事で着られるもの、特にピンク、深緑、自然な色を取り入れ、全てが融合することを目指しました。
Cocktailコレクションは、自然界で見られる花々の優雅な形と、ユニークな色合いにインスピレーションを受け、ドレス、ジャンプスーツ、トップスはどの場においても活用頂けるコレクションとなっています。
Casual Everydayコレクションは現代アート、アーティストにインスピレーションを受けたもの。時代にとらわれないニットウェア、シンプルなドレス、ブラウスなどです。
コロナ渦におけるデザイナーとしての見解や心掛けていることなどがあれば教えてください。
コロナ渦におけるロックダウンで、優先するべきものと願望が変わったことに気が付きました。小規模なビジネスですので、この変化に素早く対応することが求められました。そのため地域を支援する上でも、マスクの作成にいち早く従事しました。また、お客様のご要望により、手頃な価格帯でラウンジウェアやパジャマなどの立ち上げを行いました。
私達は継続的にお客様の要望に応え、PAISIEのブランドとしての価値を高める事を常に心掛けています。